足下の落ち葉 朽ちゆく美 紅葉を愛でるのに、名勝地に出かけていって展望台からわーっと眺める。それもいいけれど、私は、いつも足下の葉っぱをみる。マクロで観る大味な観賞とは違い、そこには個々の葉の朽ちゆく美がある。とても繊細な色加減があり、いつも押し葉にしてこの色を永久に保存したいと思うのだが、半年もすると脱色してしまい、そのときの色はそのときでしか味わうことができない。カサカサという落ち葉を踏みしめる音も耳心地がよい。近所の雑木林の散歩が楽しくなる季節到来。 « 前の記事 次の記事 »