入社3年目フォローアップ研修

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  入社3年目社員 

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  講師派遣
  標準2日間コース (スライド講義×ワーク×ディスカッション) 
      (1日コースも可)

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  1.仕事とキャリアを考える 
    1)キャリアをかたちづくるもの

     ・職業とは何か
     ・キャリアをつくる3層+1軸
     ・内的要素と外的要素
    2)改めて「仕事」とは何か?
     ・仕事の平面的広がり
     ・仕事とは価値創造である…価値創造の3種類
     ・「よい仕事」の思想
    3)働く上での「目的と手段」
     ・目的と手段の定義
     ・結果とプロセス:どちらが大事か
     ・利益追求は目的か手段か
    4)キャリアをマネジメントする
     ・自分という能力存在のマネジメント
     ・業務マネジメント
     ・対人/対組織マネジメント
     ・私生活マネジメント〈W/LバランスとW/Lブレンド〉

  2.「仕事を成す・キャリアをひらく」を体感する 『キャリア・ダイナミクスゲーム』 
    1)仕事は価値をつくり出す「表現活動」である

      ・仕事に唯一の正解値はない
      ・自分なりの日々の表現の連続・蓄積が「キャリア」となる
      ・目的と手段を自らコントロールするとはどういうことか
    2)【ディスカッション】 「よい仕事」「よいキャリア」とはどういうものか
      ・個の創造性と組織の創造性はどう関連するか
      ・個のキャリア形成と組織文化はどう関連するか
    3)【ワーク】 自己の能力資産を見つめる
     ⇒成功体験から逆引きして自分という能力存在を見つめ直す

  3.自らのキャリアマインド特性を知る 『キャリアMQ』診断テスト 
    1)個々の基底にあるキャリアマインドの傾向性を知る

      ・第1因子:仕事の成就態性向
      ・第2因子:雇用態性向
      ・第3因子:キャリア形成性向
      ・第4因子:充足価値性向
      ・第5因子:自律度
    2)キャリアの4タイプ考察
      1)「ピカソのキャリア」
      2)「耕一さんのキャリア」
      3)「ゆでガエルのキャリア」
      4)「タンポポの種のキャリア」
    3)「自律した個として強い職業人」になる
      ・なぜ「強い個」が求められているのか
      ・「プロフェッショナル」の元来の意味を知る
      ・就社/就職/就プロジェクト…どこに献身を置くのか
      ・パーソナルブランディング…自分の強みをブランド化する
      ・個人の目的と組織の目的をどう重ねていくか

  4.一個のプロフェッショナルになるために〈1〉 
    1)自立と自律を考える

     ・自立と自律の違い
     ・自助、自活、自育、自発、自主
     ・「守・破・離」
    2)自律と他律を考える
     ・【ディスカッション】 自律的は善で、他律は悪か
     ・個と組織の「価値の共有化」=「合律」を考える
    3)自導(セルフ・リーダーシップ)を考える
     ・自らを導いていく力とは
     ・働く目的、働く意味をどうつくり出していくか
     ・2つのリーダーシップ…内なるリーダーシップと外へのリーダーシップ
    4)セルフ・リーダーシップの展開:「VITM」モデル
    5)【ワーク】 この仕事をやる理由をリスト化する
      ⇒動機の軸は「外発/内発」「利己/利他」どこにあるのか

  5.一個のプロフェッショナルになるために〈2〉   
    1)自己の能力を育む/発揮する

     ・能力の広がりと深さ
     ・処理的能力と創造的能力
     ・価値をつくりだす=能力×意志
     ・能力の構造
     ・能力=再現性
    2)成長することについて
     ・成長=内的変革
     ・成長のための4要素を知る
     ・連続的成長/非連続的成長
    3)考える力と決める力
     ・「知っている」<「わかる」<「できる」<「教える」
     ・プロの思考=知識を価値意志の下に統合すること
     ・決める責任と倫理観:倫理的ジレンマを乗り越える
     ・そしゃく力/解釈力/編集力/判断力
     ・ビジョン構築と行動
    4)「部下力」を身につける
     ・指導性(リーダーシップ)とフォロワーシップ(従支性)
     ・【ワーク】 上司と部下の関係性を知る
     ・フォロワーシップの種類を知る
     ・上司を動かすための観察力・読解力・設問力
    5)仕事をかたちづくる力
     ・成果を出すこととは?
     ・結果とプロセスの両輪を見つめる
     ・独自性のあるアウトプットはどうすれば生まれるか
     ・試す勇気と状況をつくりだす力
    6)描く力
     ・【ワーク】 目標・ゴールをイメージする
      ・イメージに限界を設けない
      ・個人の創造性をチームがどう活かすか
      ・「守・破・離」
      ・技法①:帰納イメージングと演繹イメージング
      ・技法②:凸発想と凹発想

  6.みずからのプロフェッショナル像を描く 
    1)プロフェッショナルとは何か?

     ・プロフェッショナルの定義
     ・何が「優れたプロフェッショナル」をつくり出すのか
     ・プロフェッショナルとサラリーマンの違い
     ・組織内プロフェッショナルと独立プロフェッショナル
    2)【ワーク】 提供価値による自己紹介・我が社紹介
    3)「VITM」を考える
      ・キャリアのV(ベクトル)を描く
      ・キャリアのI(イメージ)を描く
      ・キャリアのT(自分試し)を計画する
      ・キャリアのM(意味)を掘り下げる
    4)【ワーク】 凸の目標/凹の目標を立てる
    5)仕事/キャリアの幸福を考える
     ・目に見える報酬/目に見えない報酬
     ・最良の仕事の報酬とは? 
     ・「やりがい」を創造するために
     ・夢/志がみえてくるプロセス
     ・3つの「テンショク」:展職・転職・天職



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 ◆―――「ゆらぎ」の中にいる入社3年目

 
入社3年目といえば、もう立派に業務をこなし、知識も技能も習得盛りの年次です。と同時に、会社という組織のからくりや政治力学なども見透かすようになってきていて、会社批判も経営者批評もする生意気盛りでもあります。しかし、その表向きの伸び盛り・生意気盛りの姿とは反対に、彼らは内面、「ゆらぎ」の真っ只中にいます。

 職場や仕事にいい意味でも悪い意味でも慣れが出てくると、ふとキャリアのことを考える余裕が出てきます。―――「はたして自分はこの会社でよかったんだろうか?」「自分の本当にやりたいことは何だ?」「この職場にずっといて先がどこにつながっているのか?」などの思いが頭をよぎり始めます。転職情報もネットには氾濫しています。現在の環境に不満を抱えている場合には、容易に「年収●%アップの転職」「あなたの適性年収査定します」などといった“広告コピー”に心を持っていかれるでしょう。

 下図は入社3年目~5年目社員の心理カーブを描いたものです。誰しも期待と向上心に満ちて最初の2年間あたりまで仕事を懸命にやります。ですが3年目~5年目の期間で重大な分岐点(モチベーションポイントX)があると私はみています。その分岐点を過ぎて、トラック(路線)が、「ハイ・コア人財」「コア人財」「ノン・コア人材」「転職・離職」と4つに分かれていきます。

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 ◆―――入社3年目研修に何が必要か?

 
入社3年目のフォロー研修はとても大事な機会です。現在3年目のフォロー研修というと、一部にはスキル系の研修を当てるところもあります(例えばコミュニケーションスキルだとか、ロジック思考法、あるいはMBA系のものなど)。また一部にはキャリアデザイン系で中長期のキャリアプランを立てさせるというものもあります。


 私はこの3年目の“ゆらぎ”のときこそ、「仕事とは何か・よりよく働くとは何か・一個のプロフェッショナルであるとはどういうことか」という就労基盤意識をきちんとつくるタイミングではないかと考えます。担当業務のイロハも分かってきた、多少の修羅場も経験した、組織の内面構造も見えてきた、会社や業界のいい所も悪い所も見えてきた。しかし「自分らしく働くということが分からない・キャリアをどうしていくかが分からない」……こういったことは、現場で上司が背中で教えてくれる幸運な場合もありますが、それは極めて稀なケースです。自己啓発に任せても取っ掛かりがつかめません。

 基盤意識ができていない状態で、スキル研修を押し込んでみても効果は限定的にならざるをえませんし、先に触れた分岐点問題を解決することにはなりません。また、働くマインドの醸成を中抜きにしてキャリアのプラニングをさせるというのも形式的なもので終わってしまうでしょう。

 私が入社3年目のフォローアップ研修として提供している「プロフェッショナルシップ〈エレメンツ〉」プログラムは、「あ、仕事ってそういうことだったのか」「よりよく働くってそういうことか」「キャリアをひらくとはそういうことなんだ」ということを腹で分からせる内容を組んでいます。受講者がそうして基盤意識をつくることにより、安易な「転職・離職」を防ぎ、「ノン・コア人材」トラックに流れそうな人を「コア人財」トラックへと移し、「コア人財」「ハイ・コア人財」の人をより早く、より高く伸ばそうとするものです。


 ◆―――「働くこと」を真正面から問う

 
3年目社員は会社(人事)が考えている以上に、すでに“大人”です。したがって、真正面から「仕事とは何か」「自分の働く目的は何か」といった問いをぶつける時期にきています。私が研修でぶつける問いは例えばつぎのようなものです。


  ○キャリアを「ひらく=開く・拓く」とはどういうことだろう?
  ○仕事で価値を生み出すとはどういうことだろう?
  ○「人財」と「人材」は何が違うのか?
  ○目的とは何か/手段とは何か?
  ○「よい仕事」とはどんなもの? 「よい仕事の報酬」とはどんなもの?
  ○個と組織(会社)の健全な関係性は?
  ○「プロフェッショナル」とはどんな働き手なのか?
  ○自律的働き方とはどんなこと/他律的働き方とはどんなこと?
  ○いまの仕事に自分なりの意味づけを行うとすれば?
  ○自らを立たせ、自らを律し、自らを導くとはどういうことか?

 こういった真正面からの“大人の”問いを、実際のところ、現場の上司も、会社側(経営者・人事部)もやっているでしょうか? 3年目社員に追加で何かスキルを身につけさせる、5年後のキャリアプランを描かせてみる、そういった研修内容で、実は彼らとの深い対話を“避けて”はいないでしょうか。彼らが真に必要としている研修は、深い対話、深い思索、腹応えのあるきっかけを得られる研修です。私はそんな大人の問いを講義、ワーク、ゲームプログラムに盛り込んでいます。



 ◆―――レゴを使った名物プログラム『キャリアダイナミクスゲーム』

 
すでに多くのお客様から高い評価をいただいているのが、レゴブロックを用いたゲームプログラムです。その「キャリアダイナミクス」という名が示す通り、状況がさまざまに変化していく中から、自らの意志をもって仕事成果を出し、キャリアを形成していくことを腹で理解するプログラムです。

 このゲームは4時間ほどかけて行いますが、その過程の中に、上で触れてきたことがすべて含まれてきます。


○日々行う大小1つ1つの仕事は、すべて自らの作品表現であること。

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○それら作品表現が折り重なり蓄積し発展して、キャリアという総合的な作品表現になること。
○優れた作品表現を生み出すためには、自らの能力資産を豊かに持たねばならないこと。

○独自の作品表現を生み出すためには、自らのコンセプトを明確に持たねばならないこと。
○人を打つ作品表現を生み出すためには、自らの意志・価値観を強く持たねばならないこと。
○状況・環境は常に変わる中で、変わらない自分を表現し続けていくことの大事さ。

○小手先の方法ではなく、創造を面白がる心持ちが「よい作品」をつくり出す要であること。
○ときに忍耐や辛抱のいる時期をくさらずにモチベーションを維持することの大切さ。
○自分の作品は他者に影響を与え、それが組織文化の源泉になっていること。
(怠惰な個の集まりは怠惰な組織をつくり、献身的な個の集まりは献身的な組織をつくる)

○1片1片のレゴブロックは作品をこしらえるための「手段」にすぎないこと。
○仕事のスタイルやキャリアの方向性は、走りながら修正し、見えてくるものであること。
 +自分がリスクを負って果敢に動いた分だけ、見えることも多くなること


 ……などなど、このゲームを終えたとき、受講者はこうしたことが腹に落ちて理解できているはずです。私はゲーム前とゲーム後の受講者の顔をよく監察していますが、ゲーム後には本当にみなさんすっきりした顔になっています(決して手前味噌な話ではなく)。ちなみに、「面白い」という語の元々の意味は、こうした物事がすっと分かったときに「顔(面:おも)がぱっと明るくなる=白くなる」というところからきています。まさにこのゲームプログラムは「面(おも)が白くなる」内容です。



 ◆―――「計画」が大事なのではない。「想い」こそが大事である

 世に多くある「キャリアデザイン研修」、そこでは3年後や5年後、あるいは10年後といったレンジでキャリアプランを描かせます。
 私はキャリア形成において「計画(プラン)」を軽視してよいとは思っていません。もちろん計画は必要です。しかし、計画よりももっと大事なものがあると思っています。―――それは「想い」です。ここでいう想いとは、方向性であり、像であり、意味・意義です。

 本プログラムでは、キャリア形成の要は「自立・自律・自導」という「3つの自」であることを学び、その実践的要素として「VITM」(V=進みたい方向性、I=目指すべき具体像、T=自分試し、M=それを行う意味)を挙げています。
 おぼろげながらでもまず「想い」(=V+I+M)を持つ。そして「自分試し」(=T)という行動で仕掛ける。すると行動の結果、VやIが修正でき、Mがより明確になってくる。この想いと自分試しの往復運動の過程で、自分づくり・キャリアづくりができてくる。この原理の理解なしに、「さぁ、今後5年間のキャリアプランを練ってみましょう」ではダメだと思っています。ですから本プログラムでは、各自が描くべき「想い」のあぶり出しに時間を使います。


 ◆―――キャリア研修ではなく「プロフェッショナルシップ」研修

 
もちろん本プログラムの半分は、キャリアを考えさせる内容となっています。しかし、本サイトの「研修開発の考え方」でも指摘したとおり、このプログラムは「一個のプロフェッショナルであることはどういうことか」がメインテーマです。一個のプロとして、いかに仕事を成すべきか、いかによりよく働くべきか、そしてその結果、どんなふうにキャリアは形成されるべきか、という順序で思考・思索が要求されます。


 「プロフェッショナル」という言葉は、現在ではいささか大安売りされている感があります。プロフェッショナルの語源である「profess」が示す通り、それは当初「神に倫理を誓う職業」として起こったものです。ですからプロフェッショナルとは、本義的に、社会的使命観を基にその専門的知識・技能を使う職業人であるのです。

 事業現場での不正や不祥事が頻発する昨今、職業倫理や道徳の問題、そして事業の社会性、自らの職業への使命観といった問題はますます重要になっています。そうしたことも3年目の社員には考えるきっかけを与え、各自の就労基盤意識の中にきちんと植え付けることが大事だと思います。それでこそ、その後、5年、10年、20年をかけて、立派なプロフェッショナルへと成長できるのだと思います。専門知識・技能に長けてはいるけれども、倫理や道徳、使命観に欠けている者はプロフェッショナルではなく、単なる「●●屋」でしかないのです。「●●屋」的な社員が組織に多く居座ってもらっては困ったことになります。

 いずれにしましても、3年目という節目での教育は非常に重要です。
 私は彼らに真正面から強く考えさせ、強く成長することを促すプログラムがここにあると確信しております。

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◆〈研修総合カタログ〉はこちらのPDFを    
キャリアポートレートコンサルティングの人財教育プログラム




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