わたしは木である。世間の評判は木の陰である
FIFAワールドカップ〈ブラジル大会〉のグループリーグも佳境に入り、出場各国の明暗がはっきりしてきた。日本は第2戦の対ギリシャで引き分け。決勝リーグ進出がさらにきびしい状況になった。
その敗戦から1日経ち、今朝のメディアはザッケローニ監督への批評が多かったように思う。私は今朝、日本がギリシャを下す夢を見た。終了間際にパワープレーの吉田がヘッドで1点入れるという。・・・そんな結末だったら、さしずめ、メディアの見出しや論評は、手のひら返しの内容になるんだろうなと思いつつ。
私はそんな毀誉褒貶の拡声器であるメディアの世界から足を洗い、ひとり自分が想う仕事をやるようになった。そして、下のエイブラハム・リンカーンの言葉を心に留めている。───
「人格は木のようなものであり、評判は木の影のようなものである。
刻々と移り変わっていく影など気にせずに、ただ、まっすぐに成長していればいいのだ」。