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2009年3月 5日 (木)

新著を刊行します! <2>

昨日に続き、
最新著『いい仕事ができる人の考え方』について書きます。

02_2 日々の仕事を「悶々」とした心理モードでやるのか、
それとも「快活」モードでやるのか、
その差の根本は「働き観」にあると言いました。

「観」とは、「ものの見方・心の構え方」です。

じゃ、つまるところ、悶々とした見方・構え方を、快活なものに
楽観的に切り替えを行うポジティブ・シンキングの本なんだ―――と、まぁ、そう早合点しないでください。

ポジティブ・シンキングは、例えば、
コップ半分の水を「半分しかない」とみるのではなくて、「半分もある」とみようとするものの見方の「転換」を促すものです。

これはこれで、すごく大事な処世術ではあるのですが、
ポジティブ・シンキングは、常に無責任さを伴う「能天気」と紙一重です。
そして、何よりも、人生の矛盾やら不合理やら葛藤やらは、
コップ半分の水のように単純な見方転換ができないのが事実です。

この本では、若いビジネスパーソンからの36の「問い」があります。
その一例をあげると、

05_2 Q:
日々、降ってくる達成目標に押しつぶされそうです。
入社したころは、目標をクリアするのに面白みを感じていましたが、
今では目標を課せられること自体に疲れを感じてしまいます。
どうすれば気力が湧いてくるのでしょうか?


Q:
去年、ちょっと無理めの目標を立てたのですが、
結果を出すことにこだわり、何とかクリアすることができました。
成長した自分が自覚でき、うれしかったです。
今年も高めのハードルを設定しましたが、結果を追うあまり、
プロセスや方法が粗雑になって、何かを見失っているように感じます。
結果とプロセス、どちらが大事なのでしょう?


Q:
入社七年目でチームリーダーになりました。
マネジャーとは性格が合いそうになく、メンバーは意識も能力もばらばらです。
私自身、特別の個性と能力で引っ張っていくタイプでもなく、
人間関係をつくることに長けているわけでもないので、
とても不安です・・・


Q:
上司に恵まれません。
いつも苦労ばかりしています。
部下は上司を選べない以上、どうすることもできないのでしょうか?


Q:
機会があれば転職したいと考えていますが、
何か後ろめたい気持ちがあります。
転職は会社への裏切りなんでしょうか?


03_3 Q:
日々の業務に忙しくて、
自分が本当に何をやりたいのかをゆっくり考えることができません。
少しの間、自分探しをしてみたいのですが・・・



Q:

会社の研修で「十年後の自分を描け」という質問シートがあり、
自分はまったく書けませんでした。
私は甘いのでしょうか?


Q:
今の世の中はもろもろの欲望がエスカレートして危うくなっています。
しかし、成長欲があればこそ人類は発展してきたわけでもあります。
個人においても、社会においても、
欲望をどう扱うことがいいんでしょうか?



・・・こうした問いに対して、
「まぁ、深刻に考えるな。すべて自分の成長の糧になるんだから、
ポジティブにとらえて頑張っていこうよ」と発想転換を促したところで、
やはり本人にとっては、根本的に何かが解決されたわけではありません。

私は、この本で、ものの見方・心の構え方を「転換する」より
もっと根っこの部分
すなわち、ものの見方・心の構え方を「つくる・鍛える」ところに下りていこうと思いました

01_3 働き観を強くまっとうにつくる本―――これが私の本著のコンセプトです

「職業や仕事がますます複雑化し、
利益やら効率やらスピードやらが容赦なく追っかけてくるビジネス社会にあって、
対症療法でやり過ごすのではなく、
今こそ、働くことの体質改善(心質改善というべきでしょうか)に取り組む必要がある。
観を持つことで、環境に振り回されるのではなく、環境を活かすことができるようになる。
観を持ってこそ、スキルを磨く、知識を増やす、転職を手段として選ぶ、
などが本質的な効果を出し、職業人生は力強く展開しはじめる―――
私はこの本でそれらを伝えたいと思いました」。
(本著まえがきより)


では、一人でも多くの読者と会えることを願っています。

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