“知識・技能でっかち”ばかりを育てていないか!?
間もなく発売になるビジネス雑誌『THINK!』 (東洋経済新報社)の掲載誌が届いた。
同誌での連載「強い個・強いキャリアをつくるセルフ・リーダーシップ」は、今号で最終回(4回目)を迎えます。
今回の企画テーマ「セルフ・リーダーシップ」つまり「己を導く能力」の背景には、
今の企業の研修は“知識でっかち・技能でっかち”ばかりを育てていやしないかという目線があります。
知識や技能ばかりが肥大化した働き手は
業務を効率的にこなすことに長けはするものの
自分の中長期の職業人生をどこに導いていっていいかに優れるわけではない。
また、知識や技能ばかりが肥大化する働き手を
「プロフェッショナル」と呼ぶことにも私は抵抗がある。
今回の本文ではこう書きました:
「これからの時代に求められるプロは、
頭と手が異様にデカくて、首以下の身体がヒョロヒョロに描かれている、
あのお決まりの宇宙人のイラストのようなものではなく、
しっかりとした腹を持ち(=観をつくり)、
ハートに熱を帯び(=おおいなる目的を抱き)、
強い二本脚で闊歩するという
健やかにバランスのとれたイメージでとらえるべきだと思います。
すなわち、プロを語る際には、「高い専門性」のみではなく、
「全人的に×個として強い」かどうかという重層的な観点が必要となるでしょう」。
人財教育からみた「プロ論」です。
是非、書店で本号を手にとって見てください。
(特に、人事に関わるプロの方々に!)
それにしても、『THINK!』誌の藤安編集長にはとてもお世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます!